カテゴリ:釣竿の工作( 29 )

振り出し式ヘチ竿

最近マイブームな短竿の釣りですが、現在気に入って使っている竿は
こちらの「振り出し式ヘチ竿」。
今年の正月ごろに作った(?)竿です。
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「作った」と言ってもダイワの小継飛竜を少し改造しただけですけどね(笑)。
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具体的にはチューブラ穂先をグラスソリッドに替え、
穂先はマイクロガイド、中間のガイドはIMガイドに変更しております。
穂先はメインで使う「カニ餌」を意識したアクションに設定しました。
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この竿の良い所は、ヒット後に「魚が暴れない」ところです。
アタリはグラスソリッドの繊細な穂先で捉え、
一旦魚が掛かったら、綺麗に胴まで曲がって魚の引きをいなしてくれます。
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オールSICガイドですのでPEラインでも問題なし。
ハリス6号まで対応なので、大物が来ても安心です。
(そんな太いハリスは使いませんが 笑)
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仕舞寸法も74cmと、とてもコンパクト。
ヘチ竿は仕舞いの長いものが多いですからね。
一つ難を言えば、元上(3番穂)にガイドが一個しかない所。
増設したくても、ズームロッドなので遊動ガイドが付けられません。
風の強い日にはここで糸が弛んでしまいます。

もともとバイクでのラン・ガン用にと考えて作ったものですが、
最近はヘチ釣りのメインロッドとして活躍しております。

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by wu-tarou | 2015-09-17 23:40 | 釣竿の工作 | Comments(14)

タケノコ竿の製作 その7(完)

続きです。
マルチズームの止め加工が出来ましたので、あとはガイドを付けるのみです。
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元竿に続いてガイドを付けました。
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更にもう一個
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付けました。
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手元から3本目以降はテレガイドですので加工することなくエポキシ接着剤で付けるだけ。
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糸を巻いた部分をエポキシ塗料でコーティングして完成。
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5.2mで3段ズーム。
リールをセットして仕掛けも巻き込んだ状態で釣りに行けますのでとても便利。
オールSICのIMガイドで糸の出も最高。
おまけに仕舞寸法が70cm程度でとてもコンパクト。
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個人的な感想ですが、本来の意味の「タケノコ竿」は今となっては自作する意味はあまりないと思います。
今はアクションも長さもいろいろな竿が安価に売られていますので、市販品を買う方が良い結果が得られると思います。
ただ、振出式の落とし込み竿は現在市販されておりません。
性能の面から見ても、利便性から見ても圧倒的に有利だと思うのですが、なぜか市販品がない。
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それで今回はタケノコ竿の手法を用いて自分好みの竿を作ってみた訳です。
元になる竿から選べるので、硬さも調子も好みの物が作れます。
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人それぞれの釣り方があるでしょうから、私のような作り方が一概に良いとは言いませんが、
個人的にはとても使いやすい竿が出来たと思っております。
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by wu-tarou | 2015-03-27 21:27 | 釣竿の工作 | Comments(0)

タケノコ竿の製作 その6

ダラダラ間延びしてきましたので、がんばって先にすすみます(^^;)
続きです。

元竿にガイドを取り付けます。
軽く瞬間接着剤で仮止めしてから糸を巻いて行きます。
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ガイドの脚の両側巻いて行きます。
竿の色に合わせて端に緑の飾り巻きをしました。
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巻けました。
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リールを取り付けて様子を見てみます。
いい感じかな?
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オールSICガイドですのでPEラインが使えます。
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「源粋」のロゴが綺麗に出るようにリールシートの位置を調整して取り付けました。
こういうことは性能には影響しませんが、とても大事なことだと思います。
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元竿部分の工作がすべて完了してからマルチズーム部分の「止め」を作ります。
「止め」を作ると、そのパイプは抜けなくなりますので元竿の加工が済んでから「止め」加工をした方がやりやすいです。


画面真ん中の左側の細い金のリングは前々回の工程で巻いた飾り巻き。
画面真ん中の右側の少し太めのリングは今回巻いた「止め巻き」です。
「止め巻き」はエポキシ樹脂の上に巻きます。
太目の糸で樹脂の上に巻きますので、ここで竿が止まります。
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2本目も「止め巻き」が出来ました。
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3本目も「止め巻き」が出来ました。
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止め巻きをエポキシ樹脂でコーティングします。
プラ板をこんな形に切ります。
凹部分は「止め巻き」の幅です。
プラ板にドリルで穴を開けてからハサミでカットしました。
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「止め巻き」部分以外に接着剤が付かないようにマスキングテープで覆いまして・・・
竿回し機にセットして竿を回します。
5分硬化型エポキシ接着剤を混合して「止め巻き」部分にべっちょり塗り、竿を回しながら先ほど作ったヘラで「止め巻き」部分以外の接着剤をこそぎ落とします。
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こんな感じ。
乾く前にマスキングテープを剥がします。
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乾いたら完成。
これでこの「止め巻き」部分より竿が入らなくなりました。




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by wu-tarou | 2015-03-26 22:11 | 釣竿の工作 | Comments(0)

タケノコ竿の製作 その5

ちょっと間が空いてしまいましたが続きです。
続けて見たい方はカテゴリで「釣竿の工作」を参照下さい。

リールシートを取り付けます。
ガイドを取り付ける前にやる方が楽です。
マスキングテープで仮付けして位置を決めます。
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位置が決まったら糸を巻いて止めて行きます。
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前側が巻けました。
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手元側も巻けました。
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真ん中も巻けました。
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こんな感じ。
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ウルシを塗って固めます。
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by wu-tarou | 2015-03-25 23:53 | 釣竿の工作 | Comments(0)

タケノコ竿の製作 その4

続きです。
エポキシ接着剤で作ったマルチズーム部を竿の口径に合うように削ります。
竿にキズが付かないようにエポキシ部の前後にビニールテープを巻いてマスキングしてから削ります。
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木切れにサンドペーパーを巻きつけて全周均一に削ります。
時々竿に入れて具合を見ながら作業を進めます。
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こんな具合です。
3本とも竿の口径に合わせて削ります。
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削れました。
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竿の口径に合わせてますので縮めてみるとこんな感じで上手く止まります。
釣ってる最中に抜けたり回転すると困りますのでキュっととまるように調整しながら削ります。
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竿口側はこれで上手く止まりますが、手元側はパイプの中で浮いてますので竿を振ると多少カタカタ音がします。
それは仕方ないです。実使用には問題ありません。
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段差部分の見た目が少しさみしいので、ズーム部に金糸で飾り巻きをしました。
飾り巻きはエポキシ樹脂の段の下にエポキシ樹脂の厚さより細い糸で巻いておりますので、竿の抜き差しに影響ありません。
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3本とも飾り巻きをしました。
これで5.2mの竿がおよそ40cmx3段(=120cmくらい)ズームするようになります。

本来の意味でのタケノコ竿でしたら、この作業を繰り返して4番以降、手元まですべてズーム式にすればOKです。
私は振り出し竿にしたかったので3段のみにどどめております。


この後ちょっと間が空いてしまいました。
工程を続けて見たい方は「釣竿の工作」のカテゴリを参照下さい。
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by wu-tarou | 2015-03-11 20:42 | 釣竿の工作 | Comments(6)

タケノコ竿の製作 その3

続きです。
タケノコ竿のキモであるマルチズーム部分の具合を見るためにガイドを仮付けしてみます。
タケノコ竿はこのマルチズームが8段くらいあるのが特徴ですが、実際に使用可能なのは3-4段が限度ですので今回は手元3段のみズームとし、残りは振り出し仕様としました。
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だいたいの位置がつかめたらガイドを取り付ける部分を残してズーム部を作ります。
仮付けしたガイドは一旦取り外しておきます。

タケノコ竿の作り方に関しては「手作り釣り具ハンドブック」に掲載されていた鈴木慶吾さんの作り方をお手本として自分なりに振出竿仕様に変更させていただいております。

ズームさせる部分の両側にビニールテープを巻きます。
ズーム部分の幅は26mmとしました。
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このビニールテープの間にエポキシ接着剤を流します。
巻いたビニールテープの厚さが流し込むエポキシ接着剤の厚さになります。
ビニールテープが壁になるように綺麗に3重くらい巻きます。
そしてビニールテープの前後部分も接着剤がつかないようにマスキングテープで覆います。
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3分間硬化型エポキシ接着剤を少し多めに混合して塗ります。
この作業は竿回し機が必要です。
竿を回しながら塗らないと接着剤が均一に塗れません。
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3分間硬化型ですので作業は急いで行います。
竿を回しながらエポキシ接着剤をヘラで綺麗にならして行きます。
ヘラには紙テープ等を貼るとくっつきませんし、後処理が楽になります。
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竿を回しながらへらでこそいでいくと、接着剤がビニールテープと同じ高さに落ち着きます。
綺麗にならせたら、ビニールテープを剥がします。
硬化する前に剥がします。
3分間硬化型ですので、接着剤の混合からここまで2分くらいで終えないと固くなってきますので大変です。
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固まる前に剥がすと、下の写真のようにビニールテープと接していた部分がトロリと丸みを帯びて綺麗に仕上がります。
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竿を回しながら15分も待てば、このように綺麗に固まります。(これで固まってます)
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ズームさせる3本に同じ加工を施します。
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by wu-tarou | 2015-03-07 18:02 | 釣竿の工作 | Comments(0)

タケノコ竿の製作 その2

続きです。
ガイド位置の調整も出来ましたが、遊動ガイドですので、いつもピタっと同じ位置に止まってくれる訳には行きません。
グッと力を入れると希望の位置よりずっと奥まで入りますし、力の入れ加減で止まる位置が変わってきます。
パイプ厚の薄い超軽量な渓流竿ですので、ガイドを押し込むと竿パイプが変形するのです。
これではあまり宜しくありませんので、ちゃんと決めた位置に遊動ガイドが止まるように工夫をします。

まず遊動ガイドを止めたい位置にマークを入れます。
マークを入れるために下写真のようにマスキングテープを貼ります。
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マスキングに沿ってウルシの白で色を塗って、マスキングを外しました。
ガイドを止める位置に白い色が塗れました。
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この白いリングの上に薄くエポキシ塗料を塗ります。
カーボンロッドはカーボンの繊維をエポキシ樹脂で固めたものですので、エポキシ塗料は竿そのものに近い強度があります。
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ほんの薄く塗るだけですが、これで白いリングも剥がれなくなりますし、0.05mm単位で測って取り付けたガイドはこれより下には行かなくなり、ガイドがキチンと希望の位置で止まるようになります。













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by wu-tarou | 2015-03-05 20:22 | 釣竿の工作 | Comments(0)

タケノコ竿の製作 その1

お魚もなかなか釣れなくなりましたし、書くこともなくなってきましたので年末に作ったタケノコ竿のことでも書いてみようかと思います。

元にしたのはこの竿。
ダイワ 源粋超硬 52SD
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スペックはこんな感じ
軟調の竿の方がバラシも少なくなり、釣り味も楽しめますが私の狙う場所が平面5割、ストラクチャー5割といった感じですので、パワー重視の超硬タイプで作ることにしました。
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普通のタケノコ竿はUガイドを取り付けますが、私は超前打ちスタイルをメインに使いたかったのでUガイド仕様ではなくSICガイドのタケノコ竿(振り出し)をつくることにしました。
Uガイドでは糸の出が悪いですからね。
(逆にSICガイド仕様は強風に弱くなります)

竿はこんな感じ
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穂先のリリアンを外します。
リリアンは付け根の金属部分をライターであぶってペンチで引っぱれば簡単に取ることが出来ます。
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取れました
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穂先をバラして一本一本の長さを測り、どこにガイドを取り付けるかを決定します。
ガイドの位置を決めたら、その場所の径をノギスで測ります。
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ガイドはIMガイドを使いました。
高いですがその価値はあります。

本当は全てのサイズのガイドを手元にそろえて、現物合わせでちょうど良いガイドを選ぶのが一番いいのですが、そんなことをしているとお金がいくらあっても足りません。
お金に糸目をつけない人以外はガイド位置のパイプ径を測って、その径に合うガイドのみを購入するしかありません。

測った径より0.1mm小さ目のガイドを選びましたので、決めた位置まで行きません。
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ガイドの径を選ぶ際にネットで調べると「計測値よりも小さ目のガイドを購入してヤスリで広げて希望の径に合わせると良い」という記述がありましたので、そのようにしましたが、結果から申しますとこれは良くなかったですね。
ノギスでキチンと径を測ったのであれば、計測した通りの径のガイドを購入した方が良いと思いました。
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といいますのも富士製のガイドの内側には細かい溝が切ってあって、ガイドがキュッと止まるように出来ています。 
ガイドの内側を削るとこの溝が消えてしまいますので少しだけ固定が甘くなってしまいます。

フジのガイドは0.1mm以下の誤差で精度が出ておりますので自分の計測が間違っていなければ希望の位置付近でちゃんと止まります。
止まらない場合もあるかも知れませんが、その場合はエポキシ塗料を薄く塗れば竿径を微妙に調整出来ます。(次の工程)

ま、とにかく今回はガイドの内側を削って位置を合わせました。
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by wu-tarou | 2015-03-05 00:03 | 釣竿の工作 | Comments(0)

武勇伝 ヘチ凪汐Ⅱ 改造(元竿編-5/5)

つづきです。
グリップ部分に巻く「藤」(とう)を買ってきました。
お店で値段をみて不思議に思いましたが、同じ長さの場合、細い方が高いのです。
同じ長さで細いということは巻ける面積が少ないということですので、不思議に思いましたが、
自然素材ゆえに細く加工するのが難しいそうです。
そして細い「巻き」の方が繊細で優美なようです。
値段と太さを見比べていろいろ考えて私は真ん中の「中」を購入。
細いの買うとなんか「損」な気がして・・・・(^^;)
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肘当て前後に巻いて行きます。
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巻き方は製品の裏面に書いてありましたので、その通りに(^^)
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最後の止めはこんな感じ。
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あんまり巻くと「うざい」ので、こんくらいに。
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最後にガイド部分のコーティング剤、2液エポキシで仕上げます。
3-4年前にイカダ竿を作ったときのが残ってました。
硬化もしておらず、問題なく使えそうです。
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塗り上がると厚い皮膜になり、とても強いです。
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藤(とう)の色目を少し濃くして完成。
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狙い通りのとても使いやすい竿になりました。
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by wu-tarou | 2014-10-26 21:29 | 釣竿の工作 | Comments(2)

武勇伝 ヘチ凪汐Ⅱ 改造(元竿編-4/5)

つづきです。
ガイドを取り付けて行きます。
ここもチタンガイドにしたかったのですが、家に在庫がありましたので鉄フレームのSICガイドで妥協。
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穂先側から巻いて行きます。
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今までと同様の手順で。
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どんどん巻きます。
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色の変わり目まで巻けました。
色の変わり目は糸を巻いて隠します。
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ガイド巻きの両端にも銀糸を巻きました。
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肘当ての取り付けです。
ビニールテープで片側を固定して巻いて行きます。
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アクセントをつけるために片側は長く巻きました。
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by wu-tarou | 2014-10-23 20:30 | 釣竿の工作 | Comments(0)