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タケノコ竿の製作 その3

続きです。
タケノコ竿のキモであるマルチズーム部分の具合を見るためにガイドを仮付けしてみます。
タケノコ竿はこのマルチズームが8段くらいあるのが特徴ですが、実際に使用可能なのは3-4段が限度ですので今回は手元3段のみズームとし、残りは振り出し仕様としました。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_17394650.jpg

だいたいの位置がつかめたらガイドを取り付ける部分を残してズーム部を作ります。
仮付けしたガイドは一旦取り外しておきます。

タケノコ竿の作り方に関しては「手作り釣り具ハンドブック」に掲載されていた鈴木慶吾さんの作り方をお手本として自分なりに振出竿仕様に変更させていただいております。

ズームさせる部分の両側にビニールテープを巻きます。
ズーム部分の幅は26mmとしました。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_17395379.jpg

このビニールテープの間にエポキシ接着剤を流します。
巻いたビニールテープの厚さが流し込むエポキシ接着剤の厚さになります。
ビニールテープが壁になるように綺麗に3重くらい巻きます。
そしてビニールテープの前後部分も接着剤がつかないようにマスキングテープで覆います。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_17395945.jpg

3分間硬化型エポキシ接着剤を少し多めに混合して塗ります。
この作業は竿回し機が必要です。
竿を回しながら塗らないと接着剤が均一に塗れません。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_1740581.jpg

3分間硬化型ですので作業は急いで行います。
竿を回しながらエポキシ接着剤をヘラで綺麗にならして行きます。
ヘラには紙テープ等を貼るとくっつきませんし、後処理が楽になります。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_17401171.jpg

竿を回しながらへらでこそいでいくと、接着剤がビニールテープと同じ高さに落ち着きます。
綺麗にならせたら、ビニールテープを剥がします。
硬化する前に剥がします。
3分間硬化型ですので、接着剤の混合からここまで2分くらいで終えないと固くなってきますので大変です。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_1741027.jpg

固まる前に剥がすと、下の写真のようにビニールテープと接していた部分がトロリと丸みを帯びて綺麗に仕上がります。
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_1741542.jpg

竿を回しながら15分も待てば、このように綺麗に固まります。(これで固まってます)
タケノコ竿の製作 その3_a0144743_1741964.jpg

ズームさせる3本に同じ加工を施します。
by wu-tarou | 2015-03-07 18:02 | 釣竿の工作
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