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30年来の謎が解けました

これは30数年前に僕が初めて作ったイカダ竿です。
当時中学生だった僕はコイ釣りに夢中で、この竿は釣堀で直下の鯉を釣るために製作しました。
釣堀といっても池ではなく、川の上に網で囲った生けす状の釣堀ですので、直下でも(川の真ん中で)深いのです。
穂先1本のみのいわゆるワンピースロッドで、狙い通り何匹もの鯉を仕留めることができました。
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誰に作り方を教わったのか、はっきりと憶えていないのですが、たぶんゲルというあだ名の友達に教えてもらいながら製作したように思います。
そのゲル君の教えによると、仕上げる際に「竿全体にぐるぐると糸を巻け」とのこと。(下写真参照)

理由が分からなかったので僕は「なんで?」と聞きましたが、ゲル君も分からないらしく
「分からんけど竿の補強ちゃう?」とのことでしたので、それ以上考えることもせず、指示通りぐるぐる糸を巻いて仕上げました。
ゲル君もお父さんに教えてもらった通り僕に伝えているだけでした。
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こんな感じでグルグルまいて仕上げました。
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穂先の近くまで巻いてます。
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結局 なぜ竿にグルグル糸を巻いて仕上げたのか分からず終いだったのですが、それから30数年。
先日釣りから帰ってきて、使った竿をこの竿の横に置いた時「ハッ!!」っと気が付いたのです
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そう!
今回の落とし込み釣りで悩まされた、ラインの竿への貼り付き現象。
この対策だったのですね。




ゲル君のお父さんは本当に釣りに造詣の深い方だったのですね。
30年たった今、その人と釣りに行きたい思いがフツフツと湧き上がってきました。

早速家にあった糸を竿に巻いてみました。
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黒い色の竿でしたらそのままウルシを塗って仕上げてしまうのですが、白い竿なのでとりあえず巻いただけです。
しかも家にあった色の糸(^^;)
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とりあえず、なので、糸の端はビニールテープで止めてます(^^;)
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元竿と2番に巻いてみました。
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家にあった糸を使ったので、色も変で、デザイン的にも超カッチョ悪くなりましたが、とりあえず巻けました。
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さて、糸のベタつきは防げるのでしょうか?(笑)
by wu-tarou | 2014-08-20 19:32 | 釣竿の工作
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